第8回世界バレエフェスティバル
1997/08/01
第8回世界バレエフェスティバルのAプロを東京文化会館大ホールで、17時半から終演の22時までたっぷり堪能しました。

プログラム
| 演目 | ダンサー | 振付 |
|---|---|---|
| ラ・シルフィード | マリーヌ・キャステル アンドレイ・フェドートフ |
ピエール・ラコット |
| アンドンプテ | マニュエル・ルグリ バンジャマン・ペッシュ |
クロード・ブリュマション |
| 眠れる森の美女 | アンナ・アントニーチェワ ドミトリー・ベロゴロフツェフ |
マリウス・プティパ |
| パリの炎 | フェルナンダ・タバレス=ディニス ホアン・ボアダ |
ワシリー・ワイノーネン |
| レント・アパッショナート | イブリン・ハート レックス・ハリントン |
ヴィセンテ・ネブラーダ |
| カルメン | アンナ・ポリカルポヴァ ロイド・リギンス |
ジョン・ノイマイヤー |
| アポロ | マルタ・ロマーニャ ロベルト・ボッレ |
ジョージ・バランシン |
| マノン 寝室のパ・ド・ドゥ |
シルヴィ・ギエム ジョナサン・コープ |
ケネス・マクミラン |
| 海賊 | スーザン・ジャフィー ホセ・カレーニョ |
マリウス・プティパ |
| ロメオとジュリエット | アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス |
ルディ・ヴァン・ダンツィヒ |
| ノートルダムのせむし男 | ルシア・ラカッラ マッシモ・ムッル |
ローラン・プティ |
| 椿姫 | モニク・ルディエール マニュエル・ルグリ |
ジョン・ノイマイヤー |
| グラン・パ・クラシック | シルヴィ・ギエム ローラン・イレール |
ヴィクトル・グソフスキー |
| ディアナとアクティオン | マリアネラ・ヌニェス マキシミリアーノ・グエラ |
アグリッピーナ・ワガノア |
| アダージェット | ジル・ロマン | モーリス・ベジャール |
| ラ・バヤデール | シュテフィ・シェルツァー オリヴァ・マッツ |
マリウス・プティパ |
| ノーテーション | ウラジーミル・マラーホフ | ウヴェ・ショルツ |
| ドン・キホーテ | ガリーナ・ステパネンコ ユーリー・クレフツォフ |
マリウス・プティパ |
これらの中でも「パリの炎」のホアン・ボアダとフェルナンダ・タバレス=ディニスは凄かった!超絶技巧を駆使しながらのダイナミックなダンスには脱帽で、カーテンコールでの観客の拍手も一番大きいものでした。
また「ディアナとアクティオン」のマキシミリアーノ・グエラの大胆な跳躍には観客が思わず「!」と声にならない声を上げていましたし、モダンの「アンドンプテ」や「ノーテーション」もダンス・振付とも質の高いものでした。
ジル・ロマンの「アダージェット」も端正に音楽を視覚化しており、その印象が強く残ったので翌日マーラーの交響曲第5番のCD(ピエール・ブーレーズ指揮 / ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団)を購入したほどでしたが、やはりこの振付はジョルジュ・ドンの異様に長い手足を前提にしているようにも感じました。