Journey
1998/06/20
東京国際フォーラムで、Journeyのライブ。予想外に大きな会場で入りも満席とは言えなかったのですが、比較的若い層から子供連れまで、幅広い年齢のファンが席を埋めました。器材の配置は、中央奥にドラムセット。前列は向かって右からギター、ボーカル、ベース、キーボード。
定刻の18時を10分ほど回ったところで客電が落ち、歓声の中をメンバーが下手から登場。それぞれの位置につき、ストリングスとギターの短いインストに続いて「Separate Ways」で幕を開けました。ここから後は、古い有名な曲と新曲とをうまく取り混ぜてステージが進行。新しい曲はキャッチーで聞きやすく、古い曲では会場が大合唱となり、なごやかな雰囲気の中にもノリの良いコンサートとなりました。それにしても彼らの曲には一緒に歌える親しみやすい楽曲のなんと多いこと。「Any Way You Want It」「Lights」「Wheel in the Sky」「Lovin' Touchin' Squeezin'」などなど。
来日に先立って発表されたライブCDには私も観に行った1983年の日本武道館での演奏が収められており、Steinbergerのベースを弾くRoss Valoryやピアノの上にJupiter-8とProphet-5を重ねたJonathan Cain、ドラムソロがつまらなかったSteve Smithの姿などは今でも覚えています(オープニング曲はたしか「Chain Reaction」だったはず)が、今回は、ギターのNeal Schonとの二枚看板だったボーカルのSteve Perryが来日せず、代わりにSteve Augeriがリードボーカルとして参加したほか、ドラムもSteve SmithではなくDeen Castronovoでした。とはいえ、ボーカルの新Steveは元祖Steveとそっくりの声でほぼ完全に穴を埋め、Deenはもともとの楽曲によりロックらしいパワーを与えていました。特に、個人的に大好きな「Escape」でのスピード感あふれる演奏には大満足。そして、Neal Schon、Ross Valory、Jonathan Cainの3人のコーラスワークは健在で、リードボーカルのSteveとの4人でさまざまな組み合わせの見事なコーラスを聞かせてくれました。
コンサートのエンディングは「Don't Stop Believin'」。約2時間のライブは大歓声のうちに終了し、私は喉を枯らし手を腫れ上がらせて会場を後にしたのでした。
ミュージシャン
Steve Augeri | : | vocals |
Neal Schon | : | guitar, vocals |
Jonathan Cain | : | keyboards, guitar, vocals |
Ross Valory | : | bass, vocals |
Deen Castronovo | : | drums |
セットリスト
- Opening / Separate Ways
- Can't Tame the Lion
- Only the Young
- Stone in Love
- Castle Burning
- When You Love a Woman
- Lights
- Kohoutek / Who's Crying Now
- I'll Be Alright Without You
- Open Arms
- Remember Me
- One More
- Escape
- Wheel in the Sky
- Be Good to Yourself
- Any Way You Want It
- Lovin' Touchin' Squeezin'
- - Faithfully
- Don't Stop Believin'