レメディオス・バロ展
1999/06/20
新宿の伊勢丹美術館で「レメディオス・バロ展」。「ダリ展」に続いてシュルレアリスムのハシゴです。
レメディオス・バロ(1908-63)はダリと同じくスペインに生まれ、パリでシュルレアリスム運動に参加したのちメキシコに渡って才能を開花させた女性画家。錬金術や占星術をモチーフに魔術的で物語性の強い独特の世界を描きます。この展覧会では、彼女の日本初の回顧展として代表作60余点を展示していました。
この画家については予備知識がまったくなかったのですが、ファンタジックな題材を穏やかなオレンジ色と繊細なタッチで描いた作品群に、すっかり虜になってしまいました。ぜひまた見る機会を得たいものですが、メキシコに見に行くのも楽しいかもしれません。






地球が地軸と引力の中心から外れてしまい、天文学者は片足を一方の空間に、他方を別の空間に置いて均衡を保とうとしている。